機械加工

タービンブレードの加工においてオリジナルの技術を磨き続け、お客様のご要望にお応えしています。

オリジナル技術
  ① ドライ加工技術
  ② 高精度加工
  ③ 治工具の内製化

高温・高圧の極限環境で使用されるタービンブレードやタービンベーンは、機械加工が著しく困難で一般的に『耐熱合金』と呼ばれる難削材で作られています。加えて、形状の複雑さや寸法精度の厳しさからも機械加工が困難で、加工リードタイムや加工コストの面で課題が多い部品です。

①ドライ加工技術

耐熱合金の中でもインコネル718等の”ニッケル基合金”について、従来からの超硬刃具に加え、セラミック刃具による自社開発のドライ加工技術を確立しました。
粗加工にはセラミック刃具のドライ加工、仕上げ加工には超硬刃具のウェット加工と使い分けることで、機械加工が困難な『耐熱合金』もドライとウェットのハイブリッド加工で切削します。
従来からある超硬刃具での切削と比較して高速加工を実現しました。

ドライ加工 動画リンク

②高精度加工

5軸加工機に搭載された計測装置でワークの取り付け位置や外形寸法のバラツキを自動測定し、加工プログラムの座標補正を行うことで高精度加工 を実現しました。
個体差の大きい鋳物も人手を介することなく自動で加工位置を補正するため再現性が高く、高精度に加工します。

③治工具の内製化

ワークに最適化した治具や工具を自社開発し内製化することで、お客様からの加工依頼に最高の品質・コスト・納期で対応します。

開発体制

当社にはお客様からの様々な要望に迅速に応えられる開発体制があります。
生産技術者は4名で、治具設計・工具選定・CAM・加工機オペレータと分業化し工程設計を行うことで、大手に負けない開発スピードがあります。
工具や治具に用いる材料も協力会社と連携し調達することで、短納期で生産プロセスを構築します。

手仕上げ

ハンドベルトやベーダーマシン等を使用し、産業用ガスタービンや航空機エンジン用の 精密鋳造品(ブレード、ベーン)の手仕上げを行っています。
手仕上げから寸法検査/目視検査 まで実施しています。

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